日本の軍国主義―抜かれるナイフ
各国の歴史トピックをイラスト付きで紹介しているチャンネルが投稿したこちらの動画では、シリーズの第1回として、明治~大正時代にかけて日本が軍国主義に向かっていく道のりを説明している。動画に対するコメントからも、欧米などではあまり詳しく知られていなくてかなり興味を持っている人もいそうなことがよく分かる。
出典:https://youtu.be/JEG09-Aynco
- (※以下は動画本編パートの抜粋です)
- 明治天皇が即位し、かつての武士による階級制度は廃止された。明治時代の日本は西洋諸国と同等に進歩することを目指した。
- 軍隊が近代化し強化され、インフラや学問、経済が発展していった。江戸時代に結ばれた外国との不平等条約の改善交渉にも成功し、国内での仕事も増えていった。
- 民衆から民主主義や憲法を求める声も高まり、天皇を頂点に置き帝国議会を設置することを定めた明治憲法が施行された。
- 憲法では言論の自由などの権利を認めていたものの、そうした権利は条件付きで、国家の安全保障を理由に奪われることもあった。
- 天皇の力は天照大神から連綿と受け継がれてきたものであるとされ、日本は天皇を長とする家族国家であるとする「国体論」が憲法を作成した保守派の政治家の間で議論された。
- この思想は新たな教育制度や軍でも取り入れられ、第一次世界大戦が終わったころには日本社会の大半で受け入れられるようになった。
- 憲法では軍は天皇のみに応えるものだとされており、文民統制のない独立した存在だった。
- 1895年の日清戦争、1905年の日露戦争で日本軍は勝利をおさめ、各地に植民地を手に入れた。パリ講和会議ではドイツが中国の山東に持っていた権利を受け継いだ。
- 大正天皇が即位すると、軍人が首相就任を拒否して憲政危機が起こり軍は力を示した。
- 西洋化が発展し、財閥が力を持ち始めると、民衆の間に不満が広がった。政治の世界では、右派と左派の対立が激化。
- そんな中、西洋と日本の文化が交わる街横浜の港に、津波が押し寄せた…関東大震災の発生である。(続編に続く)
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
興味深いトピックだね。これはいくつものエピソードを観たい。
・名無しさん@海外の反応
日本の軍国主義や帝国主義的な野望は単一の統合的なイデオロギーや、欧米列強と同等になりたいという望み、資源獲得への必死の焦りのような単純なことだけに基づいてるわけじゃないということを学ぶのは非常に興味深い。
・名無しさん@海外の反応
本当に興味深い!日本でのファシズムの台頭や数多くの暗殺事件やそのほかの興味深い部分についてしか読んだことがない。
・名無しさん@海外の反応
これは興味深いトピックだね。続きが楽しみ!
・名無しさん@海外の反応
かなりクールだね。この分野の内容についてしばらく待ってたんだ。あまりよく知られたテーマじゃないし情報もかなり少ないから
・名無しさん@海外の反応
ぶっちゃけた話、この時代の日本の政治制度は矛盾だらけでめちゃくちゃだ。国会と、君主と、軍事独裁が同時に存在してた。もし当時の日本国民だったらひどく頭を悩ませただろうなあ。
・名無しさん@海外の反応
これはまさに知りたかった内容!日本がどのように軍国主義に、そしてすぐそのあとにファシズムに陥ったかにかなり興味がある
・名無しさん@海外の反応
これはいいね。このシリーズでは日本の陸軍と海軍の対立関係も取り上げてほしい。
・名無しさん@海外の反応
鎖国中はあまり内容がない。これは最高だね!
・名無しさん@海外の反応
日本の名目上の民主主義からファシズムへの移行はしばらく前から興味のある話題だったから、これは歓迎したいトピックだね。このシリーズ楽しみ。
・名無しさん@海外の反応
やったー!日本がテーマの話は大好きなんだよね。いつも興味深くて、ヨーロッパやアメリカと違ったものがみられていいね
・名無しさん@海外の反応
この分野には詳しくないけど、記憶によれば日本の帝国主義的ナショナリズムはロシアや中国との戦争でかなり築かれたはず。軽く紹介されただけだったのが妙だな…
・名無しさん@海外の反応
これはかなり興味深い。ヨーロッパで教えられる歴史は第二次世界大戦までの日本の国内の発展の重要性について内容を薄めてしまうことが多いからね!
・名無しさん@海外の反応
「国家の安全」の名のもとにはく奪される権利は、権利じゃなくて特権なんだ。これは悲しい事実だ。
・名無しさん@海外の反応
日本における「ファシズムの台頭」はシリーズのコンセプトとしてクールだね!
・名無しさん@海外の反応
高校でこの時代について勉強してるから、これはいい復習だね。