日本軍のシドニー攻撃
太平洋戦争についてアニメーションマップ付きで解説している海外歴史チャンネルのシリーズが、この動画で取り上げているのは1942年のシドニー港攻撃。あまりメジャーに取り上げられることのない戦時中の出来事を解説した動画に、興味深い感想もいろいろと届いている。
出典:https://youtu.be/ZnYm7P4Oyis
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- 動画の冒頭では、この攻撃に使われた「特殊潜航艇」について説明。真珠湾攻撃にも使われたが、当時は小型の「甲標的」という改良タイプが開発されていたと解説している。
- ミッドウェー方面の作戦が計画される中、オーストラリアのシドニー港に向かい、日本海軍は5隻の特殊潜航艇を向かわせた。
- 動画4:40辺りからは、日本軍側がシドニー港に侵入していった様子が説明されている。
- 後のコメントでもいくつか反応があるが、連合国側では、報告が無視されたり、日本軍の潜水艦を味方と誤認したり、指令を出す側が酒に酔っていたり、といろいろ問題があったようである…
- 8:10あたりからは攻撃当時の連合国側の配置。
- 8:55あたりからは3隻の甲標的による湾内での戦況。
- 結局甲標的は全滅し、湾外で日本軍の特殊潜航艇がオーストラリア側の艦艇を撃沈して港に爆撃を行ったが、爆撃による被害は少なかった、としている。
- この攻撃は対応不足があった連合側にも、甲標的3隻を失い相手にあまりダメージを与えられなかった日本側にとっても失敗だったとまとめている。
- また、オーストラリア側の提督がこの戦いで命を失った日本側の軍人の葬儀に参列し、オーストラリアの捕虜の待遇改善を願って日本兵の棺に日本の国旗がかけられた、とのエピソードが紹介されている。
- この戦いのように、日本軍艦隊には敵の艦隊のみを攻撃して貨物船は攻撃しないという方針があったが、この方針が敗戦の一因になった、とも伝えている。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
戦争突入から半年たっても、警告を無視するレーダー担当者や無線傍受の放棄がある。本当に恐ろしいレベルの無能司令部だ…
・名無しさん@海外の反応
この攻撃が起こったことすら知らなかった。両サイドの状況を考えると、どっちの軍もこれが起こらなければよかったと願ったに違いない。
・名無しさん@海外の反応
いい動画。どの戦争についてもいつもあまり知られてない出来事を知るのは好き。
・名無しさん@海外の反応
甲標的のうちの2隻は1つにまとめられてオーストラリア戦争記念館に展示してある。もう1隻はニューサウスウェールズ南岸のひっそりした沈没場所で戦没者墓地として知られている。
・名無しさん@海外の反応
豆知識として、この攻撃を実行した甲標的3隻のうち2隻はオーストラリア戦争記念館に展示されてるんだけど、2隻の一部を組み合わせて(破損してはいるけれども)完全な特殊潜航艇甲標的の見本にされているからわかりにくい。
・名無しさん@海外の反応
頻繁に警告が無視され過ぎててもはやコミカルだ。それが多くの戦死者を出すことを考えるとあまりコミカルじゃないんだけど。でも当時はきっと違ったんだろうな。今になって考えるとすごく馬鹿げてると思うだけで。
・名無しさん@海外の反応
日本の水兵に完全な軍事的名誉を与えた提督は正しい。
・名無しさん@海外の反応
キャンベラにある戦争記念館に行って吊り下げられている特殊潜航艇を見るのが好きなんだ。攻撃を受けた跡がよく見える。
・名無しさん@海外の反応
多くの、様々な警告や報告が届いたのに、担当者に無視され、却下され、対応されず、撤回されたのがまさにあり得ない。本当に驚愕だ。
・名無しさん@海外の反応
この港湾防衛はかなり無能をさらけ出してて頭を抱えたくなった。
・名無しさん@海外の反応
家族の半数がオーストラリア人だけど、この話は聞いたことがなかった
・名無しさん@海外の反応
両サイドともほぼみんな無能でもしこの事件で実際に誰も死んでいなかったらお笑いだっただろうな。
・名無しさん@海外の反応
ここで紹介されてた連合国側の上層部の無能っぷりは恐ろしいな。真面目に任務をこなした部下たち万歳!
・名無しさん@海外の反応
日本軍のむちゃくちゃな残虐性を考えると敵の貨物船をあまり撃沈しなかったというのは驚きだった。
・名無しさん@海外の反応
日本軍のシドニー攻撃は知らなかった。ダーウィン空襲なら知ってた。