なぜ日本はロシア内戦中にシベリアを併合しなかったのか?(短編アニメーションドキュメンタリー)
短いカジュアルな調子のアニメーションで世界史を解説する海外のユーチューブチャンネル「History Matters」が投稿したこちらの動画では、ロシア革命から始まった内戦の動乱期に日本がシベリアを併合しなかった理由を説明。コメント欄では、あまり話題にならない2つの大戦の間の歴史のトピックに、興味津々なリアクションが数多く届いている。
出典:https://youtu.be/o15s-Huj9-g
動画の内容は大まかに以下の通り
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- ロシア革命時に各国が介入し、日本はシベリアに侵攻したが併合することはなかった
- 革命発生時は日本は大規模な陸上戦を避けるために介入に消極的だったが、英米加がウラジオストク確保を狙ったため出兵した
- 日本は兵力の派遣を続けて各地を占領し、陸軍はシベリア併合や傀儡政権樹立を求めていたのだが…
- しかし、協商国の中でもとくにアメリカは日本の領土獲得に対して不安を抱いていた
- さらに、ほかの協商国軍が撤退すれば日本は単独で革命軍と戦わねばならず、資源や経済的に厳しかった
- また、日本の政府は日本の陸軍を信用していなかった
- こうした理由から1922年に日本はシベリアを撤退したが、すでにドイツの植民地を手にしていた日本はあまり動揺しなかった
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
戦間期と第一次大戦の最後の方って罪深いほど注目されてないよね。
・名無しさん@海外の反応
超興味深い。チェコ人の祖父は1920年にウラジオストクを通ってロシアから脱出したんだ。日本軍の占領地域に着いた時、1914年以来初めて安心したそうだ。
・名無しさん@海外の反応
>日本の政府は陸軍を信頼していなかった
きっとこの理由だけで十分だと思う。
・名無しさん@海外の反応
へえ。併合しようとしてたことさえ知らなかった。侵攻したけど実際に領地にし続けたくなかったのは知ってた。ロシアの内戦や各派閥や侵攻勢力はものすごくて興味がある!
・名無しさん@海外の反応
シベリア侵攻したのは知ってたけど各地を占領したのは知らなかった。戦間期は驚くほど面白い
・名無しさん@海外の反応
〉政府は陸軍を信頼していなかった
…その後の日本で起きたことを知ってるだけに、この1文には鳥肌が立った。
・名無しさん@海外の反応
これが皮肉なのは日本は石油資源確保のためにオランダ領東インドが欲しくてたまらなかったのに、90年代に結局北海道の北の大きな島で非常に大規模な油田が見つかったということ。
・名無しさん@海外の反応
これ「セルビア」と読み間違えて最初めっちゃ混乱した
・名無しさん@海外の反応
協商国たち「おい日本!ちょっと一緒に侵略しないか?」
日本「うーん…あと12年ぐらいしたらまた尋ねて。」
・名無しさん@海外の反応
日本は内戦後にもシベリア併合を計画していたけど、ソ連との戦争とそれに続く協定で中国にシフトしたんだ。
・名無しさん@海外の反応
日本は帝国形成に向かう中で現実的な外交が特徴的だった。しかし東條が権力について米国との一騎打ちが楽勝だと判断してしまった
・名無しさん@海外の反応
その後の日本の状況を考えたらソ連が強大になりすぎる前に併合しておくか、もし国際的な反応が大きすぎたならサハリンやウラジオストクだけでも併合しておいた方が正直よかったかも
・名無しさん@海外の反応
皮肉なことに日本が1945年まで半分だけ領有していたサハリン島の石油生産量は第二次世界大戦前のオランダ領東インドより多くて、このオランダ領東インドの獲得こそが第二次大戦当時の日本の最重要目的だったんだよな
・名無しさん@海外の反応
これは実際にかなり気になってた内容だった
・名無しさん@海外の反応
日本がシベリアを占領し続けてた場合の改変歴史が見てみたい。太平洋における第二次世界大戦は非常に違っていただろうね。