トップのアニメーターになった初の白人男性:日本で最も厳しい業界
こちらの動画でインタビューを受けているのは、日本に来て大人気シリーズ「ワンピース」にもかかわっているというアメリカ出身のアニメーター、ヘンリー・サロウさん。アニメの仕事に対する熱意を感じるインタビュー内容に、海外の視聴者から様々なリアクションが届いている。
出典:https://youtu.be/aiNbdZeKTLw
- 日本で10年ほど暮らしており、現在は東映アニメーションで働いているというサロウさん。
- アニメ業界で働くというのは不可能ではないが、地球の反対側に引っ越して、全く違う言語で話し、面接を受け、競争の激しい業界の底辺から始めなければいけない、という厳しい現実を乗り越えなければならない、とサロウさん。「かしこい人はこんなことしないだろうね」と苦笑。
- 最初の会社に入社した時は外国人、とくにアメリカ人はとても珍しかったという。
- インタビュアーのアンミンさんが、「日本のアニメーターの現実」的な動画をサロウさんに見てもらう。動画の中では「月給3万円ぐらい」と語るアニメーターの女性が出てきているが…
- 「この人のほうがマシかも」とサロウさんは発言。自身が仕事を始めたころは、作画1枚1ドルぐらいで、1日に10時間以上働いても10枚ぐらいしか描けなかったという。
- しかし、トップレベルになるとまるでオリンピック選手のように不可能なタスクも極限のスピードと効率でこなしている、とのこと。
- 日本のアニメ業界は今でも手描きメインでクオリティがかなり高く、本来ならかなりお金がかかるはずなのだがそんな予算がないのが問題、との発言も。アメリカの場合は予算が恐ろしいことになってしまうため、クオリティの高い2Dのアニメーションを作っていないという。
- こうした働き方がノーマルだと考えるのはおかしくて考え直さなければならないが、欧米からの「完全に間違ってる」「全面的に変えるべき」という意見は好きではない、とも語るサロウさん。
- 「アメリカに帰りたい?」との質問には、「ノー」と即答。理由は、アメリカには作りたいアニメーションがないから。
- 退職するまでこの仕事を続けるのかという質問には、「退職なんてない!」とまた即答。これは趣味で、ただそれがスケッチブックに描くのではなく、大勢の人に「最高」って言ってもらえるようなもののために描くというだけ、だという。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
夢を追ってあきらめないこの人を尊敬する。
・名無しさん@海外の反応
うちの娘はデジタルアートを作ってオンラインで販売してるんだ…そしてここアメリカですごくハードで競争の激しい業界なんだ。もっと安い値段でやりたがる人がいるから何時間も作業して少しのお金しか稼げない。日本のアニメーターがどんな境遇に立たされてるか想像さえできない。実際の給料よりももっとたくさんもらう価値のある素晴らしいアートだと思うけど、ジレンマも理解できる💔
・名無しさん@海外の反応
かつてアニメ業界で働こうと思ったことがあったけどそのつらさを発見してちょっとあきらめた
・名無しさん@海外の反応
最近アニメや漫画を好きになったばかりだからこの動画は面白くて素敵だと思った!アーティストが仕事をすごく誇りにしていながらもとても謙虚なところが好き。日本の文化のこういうところはすごく尊敬するし自分の生活にもっと取り入れたい!スウェーデンから愛と応援を
・名無しさん@海外の反応
アニメーターの皆さん全員を本当に尊敬する
・名無しさん@海外の反応
努力は報われるって証拠だね…日本語の勉強を続けるモチベーションになった😅
・名無しさん@海外の反応
素晴らしい動画で興味深いトピックだった。
・名無しさん@海外の反応
素晴らしい動画だね。実は1月に日本に語学留学に行くつもりなんだけど、33歳で遅くないか気になってる
・名無しさん@海外の反応
「Anime」の正しい発音の仕方を知ってたみたいでよかった。
・名無しさん@海外の反応
興味を持ったことはないジャンル。でも、これはかなり興味深かったし、日本の働き方には驚かなかった。
・名無しさん@海外の反応
興味深いトピックと、現実、証言、正直で偏りのない質問。
・名無しさん@海外の反応
好きなことを仕事にする人はまさに幸運だ。子供のころからアートが好きで、ファッションデザイナーを夢見たことがあったけど科学の道に進んでアートをする機会はなかった。アジア人の親たちはあまり子供にアートをやらせようとしない。
・名無しさん@海外の反応
また絵をかいてスキルを磨こうと思い始めた。
・名無しさん@海外の反応
いつかライトノベル作家になって日本で契約してもらいたいと思ってる。角川みたいな会社と契約するのってどんな感じなんだろう😅
・名無しさん@海外の反応
給料は重要じゃない。本当に重要なのは自分が追い求めるものに情熱や興味があるかどうか。それと、アニメ業界がタフだとはしらなかった。困難を生き残れる外国人もいるみたいでよかったけど。
・名無しさん@海外の反応
かなり面白かった。コンピューターアニメーションの学位をとってかなり3Dの制作は得意だったけど給料がいいからプログラミングの仕事に移ったんだ。でも2Dの手描きアニメーションをあんな単価でやるなんて全く想像できない。間違いなく感心する。ハードに働くアニメーターたちを予算で支えられるように願ってる。