日本の400kmの防波堤
こちらの動画で「日本で最も重要なコンクリートの塊」と紹介されているのは、東日本大震災後に津波対策のために建設された巨大な防波堤。建設のいきさつや、防波堤の弱点やデメリットについても説明がまとめられている。海外の視聴者からは、動画に対する感想や様々なアイデアのコメントが寄せられている。
出典:https://youtu.be/EjGB-69sYjM
- (震災以前から)日本の沿岸には防波堤があり、海岸工学の世界的なリーダーとして知られてきた。
- しかし、2011年の津波には不十分だった。当時の防波堤は8mまでの波しか止められず、実際に来た津波は12mの高さがあった。
- 大震災の後、日本政府は全長400m近い防波堤の修復と建設を進めた。場所によっては、地表からの高さが14.7mあり、25mの深さの基礎の上に立っているところもある。
- 津波は映画でよく見るように波が砕けるのではなく、洪水の水がどんどんせりあがってくるような形でやってくる。そのため、堤防に浸透性のある素材を含め、防波堤のコンクリートを強化することが防災マニュアルで求められている。
- 防波堤の最も強化された点は高さだが、この高さは弱点にもなる。高い防波堤は津波の衝撃を悪化させるという研究もあり、また4階建ての建物のような壁は近隣住民の生活の妨げにもなっている。
- また、この防波堤は50~160年に一度といわれるレベル1の津波には対応しているが、100~1000年に一度のレベル2には、防災教育・避難ルート・適切な警戒システムも必要で防波堤だけでは防ぎきれない。
- 津波を防ぐための公園を造るという案や、防波堤の内側に木々の壁を作って波の威力や流されてくるものを止めるという代替案も出されている。
- さらに、単純にさらに高台へ移動するという対策もあり、いくつかの市町村では自治体の施設を高台に移動し、沿岸の平地への建設を禁止している。
- 日本の防波堤は、技術の結晶であり、自然から守りながらも共に暮らしていくための微妙なバランスを示している。
- 2011年の災害は、最も津波に備えのできた場所でも破壊されてしまう可能性があることを伝えた。10年がたった今、コンクリートの巨大な壁は過去を思い起こさせ続けながら、将来より安全な町を作り出すという約束として佇んでいる。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
この壁を何か利用できないかなあって考えてる。内側に土手を作ってまた景色を楽しめるようにして、主に公園や民間企業のレジャー施設にするとか。壁沿いにそれだけの土があれば壁の強化にもつながるんじゃないかな。
・名無しさん@海外の反応
この津波から10年がたつなんて信じられない。まるで10年間が飛び去って行ったみたいだ。
・名無しさん@海外の反応
沿岸に森の壁を作るってアイデアはいいと思う。ある自然の力には別の自然の力によって効果的に立ち向かえる。マングローブだっていい解決策になるけど日本の気候に合うかどうかわからない。
・名無しさん@海外の反応
カイオーガとグラードンの永遠の激闘だ。
・名無しさん@海外の反応
「水のごとくあれ」が武術の教えであるのには訳がある。状態にかかわらず、水は創造と破壊の方法を見つけ出す。
・名無しさん@海外の反応
可能なら住民を津波に流されない高台に移動させるのが最高の解決策。
・名無しさん@海外の反応
あの高い壁はあんまり素敵じゃない。建築家や技術者はもっと頑張らないと!
・名無しさん@海外の反応
日本にはいつも素晴らしいものがある。見れば見るほど、学んでいく。
・名無しさん@海外の反応
最高の秘密
あの壁は津波ではなく、巨人から人々を守るものだった
・名無しさん@海外の反応
いつ気まぐれでおかしくなっちゃうかもしれない惑星にいるって思うと怖いよな
・名無しさん@海外の反応
住民「この壁は嫌いだ。海の景観を妨げてまるで監獄にいるみたいだ」
津波到来
住民「防波堤ありがとう。」
・名無しさん@海外の反応
防波堤のデザインに完全に欠陥がある。
・名無しさん@海外の反応
一番前にカキ礁を、次にマングローブ、その次に変わった形のコンクリート、次に壁、最後に深い竹林を加えたらいいかも
・名無しさん@海外の反応
こういうでかいコンクリートの壁大好きだ。すごく見た目がいい
・名無しさん@海外の反応
汚染水を海に捨てるんじゃなくて、もっといい処理をするだけのお金もあったらいいのにね…
・名無しさん@海外の反応
日本は驚くべき国だ!