日本の部落差別の歴史と現状
こちらの動画は、古くから日本に存在する「部落差別」の問題について、外国人向けに解説している。あくまでも諸説ある中の一説として、日本でこうした差別が行われるようになった経緯や、現代に残る影響についても話している。
出典:https://youtu.be/dtwUS59J6wk
- 部落問題とは、日本の社会が発展する中で生まれた階級による差別のことである。
- 古くから、革製品を作る人など、死や動物の血にかかわる職業は「穢れ」の概念から差別されてきた。
- 豊臣秀吉の時代になると、人々の社会階級による差別が始まった。
- 江戸時代にはさらに階級制度が強まり、「えた・ひにん」と呼ばれる下層の階級が作られ、そうした人々は処刑人や暴動鎮圧など民衆の不満が向く仕事に就かされた。
- 明治時代になると、名目上はこうした下層階級に対する差別は撤廃された。しかし、反対もあったため具体的な政策がとれず、実際には差別が残った。
- こうした差別は、出身地による結婚の拒否、就職面接での不適切な質問、不動産売買の際の差別、ネット上での差別的な発言・情報などといった形で残っていった。
- 戦後は、憲法に基本的人権が明記され、差別を受ける人々による団体が現れ、国は「同和対策審議会」という機関を作って差別対策が行われてきた。
- 2020年の調査では、差別の加害者・被害者となった経験があるのは日本人全体の17.5%で、人権侵害事件も年に100件ほどと少なくなってきているが、いまだに差別は残っている。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
伝統的に差別されている人々といえば、アイヌについての議論も興味深い。その歴史や最近の取り組みについて。
・名無しさん@海外の反応
この難しい問題について逃げなかった初めての日本人だね。かなり尊敬する。京都には大きな部落コミュニティがあることを知ってる。
・名無しさん@海外の反応
あんまりうれしくない豆知識:過去に、同じことはヨーロッパでも起きた。革を扱う仕事(小便を使用した)、処刑人などは差別されていた。でも19世紀の工業化とともに差別は消えた。
・名無しさん@海外の反応
革職人が差別されるなんて想像できない。みんなベルトや靴を身につけてるだろ?肉屋が差別されるって、みんな肉食べてるでしょ?ぶっちゃけ、差別ってあほらしい。
・名無しさん@海外の反応
日本に行ってみたいけど、その勇気が出ない気がする。通りすがりの人から生まれながらの変人だと思われずに暮らすのが難しい。正直な話…
・名無しさん@海外の反応
この人はいいね。ためになる内容を作ってくれるいい人。
・名無しさん@海外の反応
すばらしいね!日本文化のあらゆる側面を紹介してくれる勇気を認めなきゃ。
・名無しさん@海外の反応
これは驚きだ。日本は98%が日本人な最も多様性の少ない国だというのを読んだ。他の民族に対する差別とは違って、同一民族内での差別は考えられなかった。
・名無しさん@海外の反応
これはインドのカースト制度みたいだね(公式には違法だけど、慣習はなくなっていない)。今働きに行ってる国(ビルマ)では、遺体を運ぶ時以外は葬儀屋は家に入ることも許されないよ。
・名無しさん@海外の反応
これを観て、政府がそうだと言ったら実際に何かが収まると思っている人がいることに気づいた。インドに住んでるけど不可触民差別は2021年の今でも残ってる
・名無しさん@海外の反応
何世代にもわたって親から教えられている場合、差別や社会問題に関する考えを変えるのは難しい気がする。それでも、次の世代からこうしたことについて教育しなおしていくことが唯一の望みだね
・名無しさん@海外の反応
日本や、韓国、フィリピン、その他のアジアの国々は差別に関して違いはないね。
・名無しさん@海外の反応
差別は世界の問題。違いに目を向けるのをやめて共通点にだけ注目するようにならない限り、なくならない。問題に光を当てることも役立つけど、みんなそれぞれが考え方を変えて子供たちにそういう風に教えていかなくてはならない。差別は学習による行動だ。
・名無しさん@海外の反応
江戸時代について学ぶほど、悪夢の芽のように思えてくる。
・名無しさん@海外の反応
人がお互いに差別的になる方法をこんなにも生み出してしまうのが悲しい。
・名無しさん@海外の反応
差別はどこの国にもある。究極的にはみんな赤い血を流すのに…