セラピストが「火垂るの墓」(スタジオジブリ)にリアクション
セラピストの資格を持つユーチューバーが映画の解説やリアクションをするチャンネル「Cinema Therapy」がこちらの動画で取り上げているのは、戦時中を生きる兄妹の姿を描いたジブリの名作「火垂るの墓」。動画の2人の表情からもこの映画の心に訴えかける力が伝わってくるが、海外の視聴者たちからも映画に対する数々の思い出が届いている。
出典:https://youtu.be/1ELLhETCcGU
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- 動画内では、セラピストと映画製作者の2人が英語吹き替え版を見ながらあらすじや戦時中の日本について説明
- 同じくファミリー向け映画を作るディズニーは「子供のままでうちの作品見てね」という感じだが、ジブリは真逆という比較も
- この映画に関しては決して楽しい(entertaining)作品ではないが惹きつけられる(engaging)と評価
- 家族の死について口に出さずともお互い理解する兄妹、無邪気さにあふれる妹・節子などの感情の描き方にも注目
- 映画製作者は、アメリカ人として「いい戦争」だったと教えられてきたが戦争は悪いものだ、とはっきり断言
- セラピストは、つらくて物事が良くならないときに、日々の物事をありがたく受け取ることを教えてくれる映画だとまとめている
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
幼い頃この映画を見てショックだった。「こっちは勝った、日本は悪者でこっちが勝ったんだ」と教えられて育った。そしてこの映画を見るまで苦しめられた人たちのことを考えたことがなかった。世界は白黒はっきりしたものじゃなくてかつてそうであると思っていたように自分たちは英雄なんかじゃないんだ。この映画は心にとどめておく。
・名無しさん@海外の反応
この映画にはいかに小さい子供を低く見ているか思い知らされる。兄が妹を助けたいのと同じぐらい妹も兄を助けたがってる。自分の食べ物も兄にあげようとして、兄のために医者を呼ぼうとして、全般的に兄を思いやってた。この年の子供だって共感はする。時々助けが必要だって理解してるんだ。
・名無しさん@海外の反応
もっと感動する話として、この映画は実話に基づいていて、主な違いは清太が最後に死ななかったことなんだ。生き続けて、妹を死なせてしまったことが許せず、そのことを受け入れる手段として本を書いたんだ。
・名無しさん@海外の反応
蛍は子供時代全般、そしてとくに節子の子供時代のメタファーだけど、爆撃で降ってくる灰の視覚的なメタファーでもある。
・名無しさん@海外の反応
これは一度見たらそれきり見れないっていう数少ない映画の1つ。戦争の恐ろしさ、原因に関係のない一般市民とその結末に非常に心が痛む。アニメ的なデフォルメがないから清太と節子はまるで知ってる子たちのように感じる。そしてどのシーンを見ても誰かに引き取ってもらえないかと願いたくなる。でも最初の部分を見るだけで、ハッピーエンドはないとわかる。
・名無しさん@海外の反応
この映画は幼いころに見て、即座に「一度見たら二度と見ない」映画リストに入れた。必見だけど、見るのには悲しい映画だ。戦争は勝つか負けるかじゃなく、失うものが多いか少ないかだ。
・名無しさん@海外の反応
この映画を見て母にあらすじを説明したら未視聴の母はそれだけで涙ぐんでいた。
・名無しさん@海外の反応
この映画は今から8年前に見た。家族で一緒に見て、以前に見たことあるのは父だけだった。エンディングで、涙が頬まで伝わるほど泣いた。さらに意外にも、普段は映画で泣かない父まで、泣いていた。この映画はすごく悲しく美しく重要で、本当に一度しか見れなくても仕方ない作品だ。
・名無しさん@海外の反応
この映画は今までで最高に好きな作品。1回目は学校で、2回目は友達と一緒に見た。本当に感動的な映画で素晴らしい反戦物語だ。これはみんな少なくとも一度は見るべき重要な映画だ
・名無しさん@海外の反応
この動画は映画以上に感動した。見る前にどれほど悲しいか教えられちゃったら感動しにくいけど、これを見たらまた映画の人間らしさが感じられた
・名無しさん@海外の反応
ママがこの映画を見ているのを見かけて、普通の映画だと思って、戦争や死に関する映画だとは知らなかった。ママの家族は1980年代にコロンビアに住んでいてつらい体験をしたのに、涙を流さずにこれを見ていたことを本当に尊敬する。本当にこの映画は素晴らしくて映画としての在り方に賞を与えるべきだと思う。戦時中の日本人を美しく表現してる。
・名無しさん@海外の反応
これは生まれて初めて見たジブリ映画だった。タイトルが興味深くてきれいだと思って、アニメーションだったからどんなものなのか全く知らなかった。結局かなり遅くまで眠れず、大声で泣いて、すごく衝撃的でほぼすぐにお気に入りの映画になった。
・名無しさん@海外の反応
何年もこの映画のことは考えただけで泣けてくる。まさしく衝撃的だ。
・名無しさん@海外の反応
国際関係の学位を持っているけど、セラピストが「お互いにこんなこと(戦争)をする必要はない」と言っていたのが心に響いた。これが印象に残ったのは第二次大戦を語るときにいつも「味方対相手」で語ってしまうけど実際は世界全体が共通のトラウマを持っているから。本当にここまでやらなくてよかったしまだ精神的にも物理的にも回復ができていない。
・名無しさん@海外の反応
この映画は10代のころに見て数日涙が止まらなかった!すごくいいけど最も痛ましい映画だ。