彩色写真はどのように日本を世界に伝えるのを助けたか
長い鎖国の時代を終え、日本と西洋文化の交流が始まった際に、「写真」の技術も日本に持ち込まれた。当時は白黒だった写真を人の手で色付けする技術が、当時の海外の人に日本を伝えるのに役に立ったという。この動画では、そんな彩色写真にまつわるエピソードが海外向けに紹介されている。
出典:https://youtu.be/1kBQ0qlHz8M
(動画の要約)
- 200年ほどの鎖国ののちに門戸を開いた日本のことを知りたい欧米人が日本へとやってきて、写真はそんな欧米人に日本のリアル(に見える)の姿を伝えるのに役立った。写真は日本でも人気になり、日本の浮世絵にも、写真やカメラが登場している。
- 日本で彩色写真を始めたのはフェリーチェ・ベアトという外国人で、日本の優れた浮世絵師を雇って写真に色付けをしてもらった。
- 欧米の彩色写真が絵画のように見えるのに対し、日本の彩色写真は水彩画を使い、写真に美しい効果を与えた(3:15 あたりから、欧米と日本の比較画像が見られる)
- こうした浮世絵師たちは、1880年代になると自らのスタジオを立ち上げ、外国人向けに彩色写真を売るようになった。
- この時代の彩色写真は、構図なども浮世絵の影響を大きく受けていた。すでに欧米では浮世絵が知られており、なじみがあっただろう。
- 1990年代になると、小型のカメラやポストカード、旅行本の写真などの発達で、こうした彩色写真はそこまで貴重なものではなくなった。スタジオのビジネスは、観光客向けに撮影器具を売ったり暗室を提供したりする方向にシフトした。
- しかし、こうした彩色写真は、19世紀後半の欧米における「日本のイメージ」形成に大いに貢献した。
- 彩色写真のスタジオが閉業後にネガを競合相手に売ってしまい、当時は著作権法も整備されていなかったため、現在は写真の本当の作成者が判断しづらく、間違った名前がクレジットされている場合もある。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
そしてこれは日本人はいかに昔からイノベーションが好きだったかを表している。
・名無しさん@海外の反応
日本は、日本である。同化に抵抗し、融合した。
・名無しさん@海外の反応
カメラ会社の大多数が日本にあって、日本の写真業界が世界を変えたということを知ると興味深い。
・名無しさん@海外の反応
爆撃によって失われてしまった芸術作品のことを考え始めた。…戦争で失われてしまった芸術のことをよく考える。…悲しいよ
・名無しさん@海外の反応
典型的な日本人だ。新しいテクノロジーを迎え入れ、それを10倍良くする。こういう写真はゴージャスだね。
・名無しさん@海外の反応
ランダム知識:世界で一番古い企業は日本にあって、今も存続してる
・名無しさん@海外の反応
「科学がなければ、すべては奇跡だ」-ローレンス・クラウス
・名無しさん@海外の反応
鎖国しなければいけなかった。なぜか?キリスト教の宣教師!当時も迷惑、今も迷惑!
・名無しさん@海外の反応
日本は技術の開発に関して本当に優れていて、国際貿易で本当に重要な役割を果たし、ビジネスで多くのつながりを生み出した。
・名無しさん@海外の反応
わあ、日本って昔から才能あるアーティストがいたんだね…
・名無しさん@海外の反応
これは本当に素晴らしいね。あと2倍かもう少し写真の比較画像を長く見せてほしかったな。見るべきもの、感心すべきことがたくさんある!
まあスローモーションにすればいいんだろうけど、そうすると声が酔っ払いになるし…
・名無しさん@海外の反応
0:23 これ壁紙にしたい
・名無しさん@海外の反応
これは「常に自分より上のアジア人がいる」って瞬間だね
・名無しさん@海外の反応
カラフルなアニメを作るのがうまいのも納得だ。
・名無しさん@海外の反応
子供のころ、神はなぜ昔の時代には色を作らなかったのかと母に尋ねたことがある。白黒写真があって、色は存在していないと思ってたんだ。
・名無しさん@海外の反応
写真にも日本の文化を残したところがいいね
・名無しさん@海外の反応
最高のカメラブランドも、日本にあるよね!
・名無しさん@海外の反応
これは本当に面白いしきれい!
・名無しさん@海外の反応
中国絵画からの浮世絵からの彩色写真
スゴイ
・名無しさん@海外の反応
日本は「写真?クールだね!うちのものにしたぞ!」って感じで、当時から写真業界を支配し続けている😂