エイジ・オブ・サムライ：天下統一への戦い｜サムライドキュメンタリーシリーズレビュー
この動画では、自身も戦国時代について解説する動画を投稿している海外の歴史好きが、ネットフリックスで配信開始された「エイジ・オブ・サムライ：天下統一への戦い」というドキュメンタリードラマ作品についてレビューしている。
出典：https://youtu.be/7qkzp2-QkTE
- このドキュメンタリーシリーズについては「日本のゲームオブスローンズ」などと記事で紹介されていたことがあるが、予告編も公式にユーチューブに投稿されずに配信直前まで埋もれてしまっていた。実際に見て、その理由が分かった。
- 番組は1回40分程度で、全6回にまとめられている。（ちなみに投稿者は30本の動画で戦国時代を解説したという）
- まず指摘したいのは、戦国時代の描写について。髪をそらずに結わえている（ちょんまげスタイルが主流なのに）、刀が重要視されすぎている（実際は槍も多用された）、深い森の中での戦闘がやたら多い（実際は山間の谷間が多かった）など、間違った点がたくさんある。
- 予算が少なかったのか、外の撮影が多く、室内の映像は同じセットが使いまわされている。
- 人物描写についても、信長が人が殺されるのを見て笑う酔っ払いの狂人のようだったり、秀吉が今川義元を倒した最前線の武士として描かれていたり、家康が松平ではなくいきなり徳川という名前で紹介されたりと疑問に思えた。
- 文脈がないのも問題。なぜ戦国時代に突入したのか？このころの天皇はどうだったのか？外国からどのように武器が伝来したのか？などの説明が欠けている。
- 作品中に登場する地図も、間違っている箇所がある。
- そのほかにも、信長が突然悪役扱いされたり、柴田勝家が僧のような見た目だったり、伊達政宗が美化されすぎているのに真田幸村は全く出てこないなど妙な点がある。
- ドキュメンタリーの途中に挟まれる専門家の解説は詳しくて正確だが、わかりやすくカットされて何度も何度も同じセリフが繰り返されてしまっている。
- この番組はカジュアルな視聴者が見るのは残念だと思う。実写の戦国ドラマが見たいなら、もちろんベタな描写はあるものの、NHKの大河ドラマをおすすめしたい。
海外の反応
・名無しさん＠海外の反応
1話を観終わった後で「The Shogunate（※↑の動画の投稿者）が大騒ぎするぞ」って思った。やっぱ正解だったｗｗｗ
・名無しさん＠海外の反応
1カットにつき欧米の専門家がそれぞれ3~4文ずつ話すのがいいね。唯一の日本人の歴史家は15分ごとに現れて1分の半分ぐらいをしゃべってこれは完全には欧米のおふざけじゃないってことを思い出させてくれる。
・名無しさん＠海外の反応
ネットフリックスの番組はほとんど、歴史上の出来事を過度に単純化して、人物を実際の姿の似顔絵に変えてしまう。本当にみんながハリウッドやネットフリックスから歴史を学ばないことを願うよ。
・名無しさん＠海外の反応
ネットフリックスの歴史ドキュメンタリーは完全にジョークだ。
・名無しさん＠海外の反応
政宗は天下人だ。日本中のクールさを統一した。
ヽ(o⌣oヾ)
・名無しさん＠海外の反応
森を使ったのは「戦」を戦ってる人が少数しかいないという事実を隠すために思える。
・名無しさん＠海外の反応
まあ少なくともネットフリックスの伝統は受け継いでるねｗ
・名無しさん＠海外の反応
歴史家「こういうことが起きました」
映像制作者「そうなんですよね。でもこうした方がもっとクールに…」
・名無しさん＠海外の反応
服部半蔵が徳川家康を助けて権力の座につかせたことに触れていないのにがっかりした
・名無しさん＠海外の反応
この番組では解説部分がカットされ続けてるから、内容も明らかにかなりカットされてるね。
・名無しさん＠海外の反応
ちょうど観終わったけど、刀がサムライのメインの武器だったっていう説明のところで寝てたのに気づいた。
・名無しさん＠海外の反応
正直、どんな国や、時代、戦争に関してもネットフリックスに正確で十分な歴史ドキュメンタリーを期待してる人はジョークだ。現代のドキュメンタリーでもほとんどの場合重要な事実を省いたり軽視したりする。
・名無しさん＠海外の反応
平均的なネットフリックス視聴者が日本の歴史や文化について深く理解していないと想定すると…その視点から見てみたら、そんなに悪くないよ。以前は全くなかった興味がちょっとわいてくるかも。まあ大したことないけど。
・名無しさん＠海外の反応
ドキュメンタリーは全部見たけどドキュメンタリーについて問題に思えたのは過度に単純化されていて、例えば長政や、足利将軍など取り上げて解説されるべき大きな出来事がカットされているということ。
・名無しさん＠海外の反応
みんな自分の意見を言う権利がある。「エイジ・オブ・サムライ：天下統一への戦い」に対する個人的な意見は、楽しかった。気に入らなかった人がいたとしても、まあいいや！より大事だと思うのは、楽しいかどうかってこと。
・名無しさん＠海外の反応
製作チームの誰かが「この眼帯のやつクールだからもっと出せ」って言ったのが見て取れる
・名無しさん＠海外の反応
秀吉も豊臣秀吉として紹介されてた。その名前になるにはしばらくかかったのに。あれにもイラっとした
・名無しさん＠海外の反応
ずっと友達に織田信長が好きって言い続けてきたけど、もし友達がこのバージョンで初めて織田信長を見たらこんなのが好きなんておかしいって思われただろうね。
・名無しさん＠海外の反応
この番組を観終わって一番最初にやったことは、調べて他の資料を探すこと。日本は本当に興味深い文化と歴史がある。
・名無しさん＠海外の反応
本当に信長や、さらには戦国時代全体に関するもっといいシリーズを願ってる。ほとんど理解してない家族に対して見せたくてしょうがない。