日本の書道用の墨がこんなにも高級な理由
米国メディアの「INSIDER」が世界各地の高級品の製造現場に密着するシリーズ「So Expensive」の一編として投稿したこちらの動画では、奈良で書道用の墨を作っている「古梅園」に密着。手間をかけた製造過程を映像で紹介した動画に、海外の視聴者たちからも驚きや称賛のコメントが多数届いている。
出典:https://youtu.be/GSuFSYY-X9w
動画の内容は大まかに以下の通り
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- このメーカーが作る墨の中には1本1000ドル(約13万円)以上の固形墨もある
- まずは職人が火をともし、1つ1つの器から煤を集める作業から始まり、ここでは毎日400の火がともされている
- 続いて専用の膠をじっくりと溶かしていく作業
- 煤・膠・香料を混ぜる作業はもっとも経験が求められ、10年経験を積まないと高級品は作らせてもらえない
- 墨を乾かすには毎日灰を入れ替え、割らないように最低4年間の時間をかける
- 日本には7世紀に中国から墨づくりが伝来したといわれ、95%が奈良で生産されている
- 大変手間のかかる作業だが、損失が出ても伝統的な製法を続けることが第一だと代表者は語っている
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
日本人が楽な手段をとらずに伝統を守ろうとする決意には驚きがやまない。
・名無しさん@海外の反応
日本文化の細部へのこだわり、職人技へのひたむきさ、人生や仕事における誠実なアプローチは本当にすごい。それで金銭的な損失が出たとしても品質や伝統を重視したいという話を聞いて日本に行きたい気持ちが倍増した!
・名無しさん@海外の反応
人類がこう言うものを発見して何世紀もかけて定着させていったというのに驚愕する。すごい!
・名無しさん@海外の反応
書道をやってるけど、これは本当にすごい。日本人はレベルが違う。すごい
・名無しさん@海外の反応
確かに、長い作業だ。でもこれも日本が古来の職人技や技術を残してきた理由なんだ。かなりの遺産が保存されている。
・名無しさん@海外の反応
日本の職人技には驚き続けてる。文化や伝統を残している。日本人には、こだわりと最大限の情熱で作る高品質は大量生産品を作るよりも不可欠なんだ。たとえあまり儲からなかったりそのせいで破産したりしても手を抜かない。
・名無しさん@海外の反応
日本の文化や伝統には何か尊敬して敬いたいものがある
・名無しさん@海外の反応
伝統工芸が消えていく世界で、伝統を受け継いでいる人たちがいると知って心が温まる。
・名無しさん@海外の反応
日本の職人技は常に卓越している
・名無しさん@海外の反応
日本の美学、職人の技、会社の明らかな伝統への約束、こうしたものを現代世界の中で見られるというただそれだけの喜びがすごい。こんな時間や手間や技を考えると墨自体はそこまで高級じゃないんだ。
・名無しさん@海外の反応
あの明かりを最大限に見せてくれた製作者はすごい―煤を集めるシーンがすごかったーきれいな撮影だった
・名無しさん@海外の反応
美しく、由緒ある伝統と職人技。この真の値打ちは、つけられない。素晴らしい。
・名無しさん@海外の反応
今日初めて日本にまた別の「日用品」を作る美しく専門的な伝統があることを学んだ
・名無しさん@海外の反応
色がすごく豊かで深い!そして製造過程はおとぎ話の中のようだ!すごい
・名無しさん@海外の反応
いつか芸術家はAIにとって代わってられると思ってる人へ。アートの中には、作られる過程から価値が生まれるものもあるんだ!