この人はいかに21歳までに日本語を流ちょうに話せるようになったのか|メソッドの分析
こちらの動画では、「Matt vs. Japan」として外国人の日本語学習者向けのYouTuberをしているアメリカ人のマットさんがいかにして高校時代から大学時代までの間に日本語を身につけたかが解説されている。コメント欄では、様々な言語を学んでいる人からマットさんのメソッドに対する意見が寄せられた。
出典:https://youtu.be/T5h_WdqJ7tQ
- 0:45~ マットさんが実際に日本語で話している映像
- まずはマットさんの経験を大まかに説明。高校1年生の時に初めてアニメを日本語で見て、言語に夢中になる→日本に旅行に行って最高の体験をする→日本語をテキストで勉強し始め、日本語の授業を受ける→日本に10か月の留学に行く(しかし結局6ヶ月で帰国)→帰国後2年程必死で勉強して冒頭の映像のレベルに
- 日本語学習に打ち込もうと思い立った時の気持ちについて振り返るマットさん「わからないけど、突然どこかから稲妻のように思いついた。あとから考えてみると、当時は若くて自分に問題を抱えていて、日本に行ったらきっと素晴らしいことがあるんじゃないかと思ったんだろう」
- マットさんが実際に成果を出せた学習法は、テキストや授業ではなく、日本語でアニメや映画を見たり本を読んだりを続けて日本語に没入するという方法。
- 「留学中には、自分の日本語もほかの生徒の英語もコミュニケーションできるレベルではないため、図書館で日本語のライトノベルを読んで、わからない単語をほぼすべて調べながら過ごした」と語るマットさん。
- 「当時は18ヶ月で日本語を上達させたいというこだわりがあったから、ホストファミリーと一緒に週末に出かけて日本を楽しむんじゃなく、家で暗記カードで勉強したいと言ったんだ。今考えてみると、残りの人生で日本語を学ぶ時間はたっぷりあったのだからかなり悪い決断だったと思うけど笑」
- 留学から帰国後、日本でそこまで良い体験ができなかったマットさんは、日本語学習を続けるか迷う。しかし、ここでやめたらすぐに覚えたことを忘れてしまうと思い、学習を続けることに。
- この時点で3年ほど学習を続けていたマットさんは、本格的に「日本語に没入」する勉強法を開始。日本語のテレビ番組だけを見て、日本語の本を読んで、日本人の友達と出かけた。
- こうした方法で日本語の理解力を身につけた後で、マットさんは日本人がたくさん通っている大学に入り、やっと実際に日本人と会話する機会がたくさんできた。このころにはもう受け身の勉強で身につけた知識を活性化させるには少し練習するだけでよくなっていた。実際に何度も会話するようになって日本語は急速に上達し、大学の日本人からは「日本語のうまいアメリカ人」として有名になった。
- 「大学にいる日本人には誰彼構わず話しかけるという悪い?習慣ができていた。大体いつも同じパターンで「日本人ですか?」と訊いてから日本語をしゃべり始めると相手がびっくりして日本語で会話してくれるという流れだった。」
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
いい動画だね!マットの話はかなり興味深かった!15歳になってやっと初めてアニメを日本語音声で見て言語に惹かれたっていうのに間違いなく共感!
・名無しさん@海外の反応
明らかに日本語を学んでマットの生え際もよくなったみたい。5年間で見違えるような違いだね。
・名無しさん@海外の反応
流ちょうに話せるまで5年かかったというのに感心した。自分がフランス語が流ちょうに話せるようになるまでの道のりについて良く思えるようになった。もっと現実的な目標を持つのに役立った。
・名無しさん@海外の反応
もし言語学習に関するアニメがあったら、マットの話は完ぺきな元ネタになりそう。
・名無しさん@海外の反応
すごいね。この若い人はよくわかってる。何度も会話することに関するコメントが良かった。この理由のためだけに複数の家庭教師を続けてて、聞き手をだれも怒らせずに同じセリフや話を繰り返せるのはかなり効果的。
・名無しさん@海外の反応
マットの話を聞くために没入を中断する^^この人は本当にたくさんのことを教えてくれる。
・名無しさん@海外の反応
良い動画だね。こういうのはもっと見たい。間違いなくこの動画から何か学んだ
・名無しさん@海外の反応
この人の言語学習コンテンツはユーチューブの中でも最高レベル。本格的でリアル👌🏼
・名無しさん@海外の反応
より良いメソッドの1つだね。見当違いの主張や誇張をしないところもいいね。
・名無しさん@海外の反応
これはまさに英語を学ぶときにやったこと。元々ルーマニアの出身で学校で教えられてた英語が嫌いだったけど、引っ越して勉強せざるを得なくなった。3か月間をだれとも話さずに単語やフレーズを聞いて学んで過ごした。だから3か月後に高校に行って会話もできたし小論文も書けた。
・名無しさん@海外の反応
マットの日本語学習に対する粘り強い努力がいいね。没入の原則はどの言語を学ぶにあたっても適用できると思う。でも、仕事をするとか家族と一緒に過ごすとかいう世界だったら、四六時中その言語に囲まれているというのは実用的な方法とは言えないと思う。大規模な没入アプローチは言語を最大限学びたいという熱い願望がある人にとっては向いてるけど、単に外国を楽しむために言語を学ぶ人や大学で学ぶ人には向いてないと思う。
・名無しさん@海外の反応
マットのアドバイスは3年前から実行してたことになる。1日5時間ぐらいポッドキャストを聞いて、日本語だけを読んで、時々今まで言ったことのないような単語やフレーズが口から出てくるようになった。正しいかどうかわからないときは辞書をチェックした。常にこんな感じだった。
・名無しさん@海外の反応
この人は間違いなく言語学習を自分でコントロールできているけど、特に面白いのは日本語を話し始めてから、話題や会話の主導権をマット自身が握っていたということ。会話の相手を感心させる言語学習者にはこの特徴があることに気づいた。
・名無しさん@海外の反応
ここ9ヶ月ほどマットと同じ方法を韓国語で実践しているけど、もうほかの方法は選べない。
・名無しさん@海外の反応
マットは完全に気に入った。この大量インプット学習の哲学はこうだと考えてる。インプットを通して、ほかの言語能力の基盤になる理解力を磨く。没入している間に、ゆっくりと、少しずつ複雑な機械を組み立てる。完成したら、会話をすることでその機械が正しく動くかどうかを確かめるんだ。
・名無しさん@海外の反応
日本語学習者で、もちろんマットの動画のファンでもある。雷に打たれたように突然日本語に夢中になってそれが言語学習を進める大きな推進力になったと話しているのを聞いて、まさに図星だと思った。これは自分にとっても21歳の時にドイツ語、そして34歳の時に日本語に対して起こった。
・名無しさん@海外の反応
流ちょうにうまいアクセントで話すとネイティブレベルって言われるのが面白いと思った。かなり流ちょうなのに発音の正しさを完全に無視してる人が結構いて、戸惑う。自分はあまり日本語がうまいとは思えないけど、自分よりもうまい人からうまく聞こえるって褒められることがある。
・名無しさん@海外の反応
正直、この動画が本当に役に立つかはわからない。この人がすべての言語学習者を代表してるわけじゃない。他言語話者を「神、天才、特別な人々」だと思う人がたくさんいる。この若い人は自分なりの日本語を学ぶ方法を見つけた。みんなそれぞれ脳は違う。もちろん、言語学習者コミュニティはどんなアドバイスだって歓迎しているけど、言語を学ぶための秘密の法則なんてものはない。
・名無しさん@海外の反応
間違いなく、この人の影響を受けた。
・名無しさん@海外の反応
この人のおかげでまたスペイン語の学習を続けていこうという気になった。