モンゴルの侵攻は日本をどう変えたか
こちらの動画では、鎌倉時代に起きた元の侵攻について、その戦いの状況ではなく日本の権力のバランスや制度がどのように変わったかについて焦点を当てて海外向けに紹介している。動画に対しては、日本の歴史に興味のある海外の視聴者からいろいろな感想が届いている。
出典:https://youtu.be/z-qqk70xY2w
- 日本の武士たちの指導者は恐れ知らずで、元から威嚇のために送られてきた使節の首をはねてしまった。
- 元からの2度の侵攻で、日本はそれほど被害を受けなかったが、2回も攻撃を受けた幕府はその制度を見直すことになった。
- 当時の日本は京都の朝廷と鎌倉の幕府が支配していた。元軍の侵攻時は、幕府の武士たちが日本を守ることになったが、武士たちは傭兵のような存在で報酬や家のために戦うだけであって、1つの統一された国としての日本のために戦うことは考えていなかった。
- そこで、幕府は各地に「守護」を置いて武士たちを従わせようとした。しかし、守護たちは経験の少ない武士であることが多く、武士たちは立派で富のある将軍を選んで従った。
- 武士たちは見返りの土地や馬を求めて、国を守ることというよりも敵の首を取ることにばかり集中した。中には「ほかの地域のために戦ってやるもんか」と従わない武士もいた。
- それまでは東に勢力が集中していた幕府は、これではいけないと西(特に侵略の危険性がある九州)にも強力な守護を置いた。さらに、個人だけではなく守護ごとにも土地を与えることによって、武士は守護のために戦うようになった。
- 2度の侵攻の後も、幕府は3度目の侵攻に備えて武士たちが西の地を離れることを禁じ、体制を整えていた。しかし、九州に派遣された武士たちは、「俺たちはど田舎に飛ばされたのに、東の武士たちだけがかわいがられている」と不満を抱いていた。
- 通常の戦いでは侵攻して獲得した土地が褒美として与えられるが、この戦いの場合は元を追い出しただけなので、武士たちに与えられる土地は少なかった。しかも、「次の侵攻に備えて」と幕府が与える土地は辺鄙な九州ばかりだったので、武士たちは怒った。
- さらに、土地は武士たちだけでなくほとんどが寺社に贈られた。これは、元を撃退した台風が仏や神への祈りを続けた結果だと考えられたからである。しかし、武士たち自身も祈りをささげ信仰していたので、自分たちの土地と寺社に与えられる土地がかぶってしまったとき以外は自社と争いになることはなかった。
- 寺や神社の聖職者が呪いをかけ続けたおかげで、元の3度目の侵攻は防がれたと考えられた。寺や神社には土地が与えられたことで、権力が増した。
- その後幕府は力をつけ、武士たちは家から独立するようになっていった。幕府に忠実だった権力のある家は、武士たちが家から独立していったのは幕府のせいだとした。幕府に不満を持つ武士たちが増えて反乱を起こし、最終的には半世紀後に幕府を転落させることにつながった。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
今では「ブラジルに行ってもらう」とか「デトロイトに」とかいうネタがあるけど、昔の日本には「お前は九州行き」っていうのがあったんだな
・名無しさん@海外の反応
もしモンゴル人が日本の侵攻に成功してたら、アニメのオープニングはモンゴルの喉歌に変わってたかもね。
・名無しさん@海外の反応
国民意識というのが現代的な概念だと気づいたのは大学院にいたころだと思う。典型的な人々はもっと一族のために戦っていた。
・名無しさん@海外の反応
呪いは本当に激しかった。フビライハンを呪い殺して3度目の侵攻がなくなってしまった
・名無しさん@海外の反応
2020年までは祈りでコロナパンデミックを止めてたのに、努力が十分に報われてないと思ってやめちゃったんだ…
・名無しさん@海外の反応
モンゴルから国を守る日本人:イージーモード
モンゴルから国を守るベトナム人:ベテランモード
・名無しさん@海外の反応
今まで読んだ日本の歴史よりまとまってた。
・名無しさん@海外の反応
ああ!だからそんなにたくさんの神社ができたのか!
・名無しさん@海外の反応
境井仁が日本を元寇から救った。彼は神風として知られる台風だ🌀
・名無しさん@海外の反応
そしてこれのおかげでゴーストオブツシマというゲームができた
・名無しさん@海外の反応
建武の新政が来るぞ
・名無しさん@海外の反応
ゴーストオブツシマ思い出した
・名無しさん@海外の反応
アジア全体はかつて平和に共生していたのに、モンゴルの攻撃ですべてが変わった
・名無しさん@海外の反応
日本「うちには風の神がついている」
ベトナム「うちには蚊がいる」
・名無しさん@海外の反応
モンゴル軍の対馬侵攻についての動画もやる価値あるかな?これを基にしたゲームが最高なんだ。
・名無しさん@海外の反応
まあ、これは呪いや祈りが影響した1つの事例かな。