日本のカプセルタワーの内側|140室の東京の小さなマンション
こちらの動画で紹介されているのは、東京にある「中銀カプセルタワービル」。高度経済成長期に建設され、今は取り壊しが決まっているこのタワーの部屋のオーナーも登場して、部屋の内装まで見せてくれている。日本人としてもなかなか見られない珍しい光景だけれど、海外の視聴者からもたくさんリアクションが届いている。
出典:https://youtu.be/6SwvtBxxp2w
- 高度経済成長期の1972年に建てられたタワーで、デザインしたのは黒川紀章。周りの環境に合わせて変化する「メタボリズム」という建築思想に基づいて建てられた。
- 140室あるカプセル型の部屋は、25年のスパンで全てを新しいものと取り替えられ、都市の成長とともに育ち続けていく建築になる…はずだったのだが…
- 部屋を1つ取り外すのにかなりのコストがかかること、1つ取り外すのにほかの住人人員の許可がいること、といった欠陥が重なり、カプセルは一度も外されることなく老朽化していき、2~3年後には取り壊される可能性が高くなってしまった。
- 東京では、このビルの他にも秋葉原のSEGAビルや原宿駅の駅舎など象徴的な建物が取り壊されてしまった。
- 実際に部屋を所有しているオーナーさんに、動画投稿者のクリスさんが部屋を見せてもらう。
- 船をイメージしたという内装にはレトロなオーディオ機器が埋め込まれていてレトロフューチャー?な独特な雰囲気。
- その他にも、飲み会ルームや無印良品のインテリアで揃えた特別な部屋などを案内してもらう。
- 現在、取り壊しが決まったとしてもタワーのカプセルだけでも残して保存するためのクラウドファンディングを実施中とのこと。
- オーナーさんも、動画の中では「カプセルを保存してホテル村にしたり、海外の美術館に展示してもらったりしてほしい」と語っている。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
窓を開けられないって事実がネックだね。空気が新鮮じゃなさすぎる。
・名無しさん@海外の反応
面白い見た目の建物が取り壊されてよくあるタワーに変わっちゃってるのを見て悲しかった
・名無しさん@海外の反応
建築学校でこの建物についてあらゆることを学んだけど、全貌を知るために当時この動画があったらなあ
・名無しさん@海外の反応
これはどこかで保存してほしい。これは建築様式の完璧なタイムカプセル(シャレでごめんね)。どこかの大学が展示用に保管してくれないのかな。
・名無しさん@海外の反応
これ本当に興味深い。ロンドン南東の、同じように適応性を持つために貨物船コンテナを組み合わせて作ったアパートの近くに住んでるんだ。本当にこのカプセルが保存されるといいね!
・名無しさん@海外の反応
間違いなくこのカプセルはデザイン・建築学校に落ち着くか変わり者の大金持ちの物になる姿が目に見える。いくつかは日本の地方に移動させてほしいな。
・名無しさん@海外の反応
この建物がすごく好きだ。きっと世界で一番好きな建物だろう。この建物をテーマに曲まで書いたよ。長く続かないと聞いてすごく悲しい。
・名無しさん@海外の反応
少し閉所恐怖症気味だけど、あの「スタイリッシュ・カプセル」(※最後に案内していた無印良品の部屋)はかなり住み心地よさそうで、「家」って感じがした。
・名無しさん@海外の反応
なんか、アパート全体が自動でシャッフルされるルービックキューブみたいな建物を作る建築家がいたら見てみたいと思った。
・名無しさん@海外の反応
↑そんなようなのがドバイで建設中だったよ。各フロアが独立して回転するんだ。どうなったのかはわからないけど、設計したのが建築家じゃなくて彫刻家だったから、提案段階から先には進まなかったかも。
・名無しさん@海外の反応
日本のこういうもの見るの大好き!すごく興味深くてユニークなものたち!
・名無しさん@海外の反応
こんな革新的な建築スタイルが年月を経て捨てられていくというのは残念だ。カプセルの一部を歴史のかけらとして残そうとするクラウドファンディングがあると知ってうれしい。
・名無しさん@海外の反応
こういう部屋で暮らすのって、今まで見た中で一番ディストピア的
・名無しさん@海外の反応
この不思議で素晴らしい建物のことは、1~2年前に余ったレゴで何を作ろうか考えてた時に知った。動画の中で実際に誰かがレゴで作っていたのを見て驚いた。レプリカの部屋でもいいから、このカプセルに住みたい。
・名無しさん@海外の反応
インテリアがかなり未来的で、まるで宇宙船の船室のようだった
・名無しさん@海外の反応
これが現代化されたら絶対に住んでみたい…電子レンジやホットプレートだけで調理できるものはたくさんあるし