日本のコロナ奇跡はイベルメクチンとは関係ない
先日別の記事でも紹介したが、イギリスの元看護士インフルエンサー(ジョン・キャンベル氏)が、日本の今のコロナ収束状態に関して「抗寄生虫薬イベルメクチンによる治療が認められたから」という理由を一番に挙げた動画を投稿し、注目を集めていた。
しかし、そのキャンベル氏の動画には、勘違いと思われる内容も含まれていた。そこで、この動画ではグレッグ・タッカー・ケロッグ氏という別の研究者が、キャンベル氏の動画のファクトチェックもかねてイベルメクチン説とは違った説を取り上げている。
出典:https://youtu.be/UvKVQUsTbCA
- まず、キャンベル氏の動画では日本のメディア記事を取り上げ「日本でイベルメクチンによる治療が認められた」としていたが、これは誤りだと説明。
- 実際には記事内で東京医師会の尾崎会長が「イベルメクチンの使用を認めてもいいのでは」と推奨していただけだったと指摘。さらに、東京医師会というのは東京の地域的な組織で、国の方針決定に影響のない機関だと説明。
- そのうえで、ケロッグ氏は日本の感染者数のグラフとオリンピックによる外国人の入国数グラフを比較して提示。
- オリンピックによって外国人の入国が(コロナ下におけるレベルとして)急増した部分の山の少し後に同じような形の感染拡大の山ができていることから、日本での一時的な感染拡大とオリンピックの関係を指摘。
- さらに、オリンピック終了後に日本ではほかの国では類をみないようなスピードでワクチン接種が進んだことにも言及。
- 最後に、東京医師会の会長が勧めたからといって、日本人が承認されていない薬品を購入し始めたとは考えにくい、としたうえで、この動画で提示したオリンピックやワクチンとの関連性も間違いである可能性もある、とまとめている。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
この動画はとても説得力がある。データを使ってそこから意義のある情報を生み出す素晴らしい才能があるね。多くの陰謀論的ナンセンスを暴くためにいろいろな努力がなされてきたから、やろうと思えば、こういう人類への奉仕が最終的には人の命を救うだろう。
・名無しさん@海外の反応
いい動画だった。オリンピックによる急増以外は日本ではずっと感染者が少なかったのも注目だね。ワクチン接種後に日本でコロナがどう進化するか興味深い。これまでのところは順調だ。
・名無しさん@海外の反応
素晴らしい動画ですよ、博士!かなりわかりやすくて合理的!この件に関して入手できるデータを持ち出して客観的な見解を持てるのが素晴らしい。
・名無しさん@海外の反応
キャンベル氏は動画の中でイベルメクチンの使用と直接的なつながりは確立されていないけど興味深い一致だと言っていたよ。オリンピックが感染拡大を引き起こしたというこの説も同じようなもんだ。
・名無しさん@海外の反応
大好きです。これからも頑張ってください。元生化学者の医師として、キャンベル氏のイベルメクチン派に対する科学と医学の名のもとにおける詐欺は本当に嫌いだ。
・名無しさん@海外の反応
イベルメクチンがどれだけ治療に使われたのか知りたい。残念ながら、インドからネットでイベルメクチンを買ってる人も多いよ。いい動画だったけど、もっとイベルメクチンに関する研究が知りたい。
・名無しさん@海外の反応
でも日本もアメリカ南部のフロリダやテキサスと同じように夏の間はかなり暑くて人々は室内にとどまる。こういう地域でも夏に感染拡大は起きた。
・名無しさん@海外の反応
言っておくけど、キャンベル博士の動画を観たけど、日本での感染減少に関して数々の考えられる説明を挙げていたよ。主にイベルメクチンだと言っているのではなく、ワクチンや、マスクの着用、さらにはもしかするとウイルスの変異などの要因の組み合わせだったのではないかと推論してる。
・名無しさん@海外の反応
アイルランドでは12歳以上の95%がワクチン接種した。アイルランドの奇跡は起きてないし、それどころか、ヨーロッパ最高の感染率だ。このことについての説明も知りたい。
・名無しさん@海外の反応
この時期に処方されたイベルメクチンの数を示すデータはどこだ??きっとすごい数だろう
・名無しさん@海外の反応
キャンベル氏の動画を不正確に伝えてる!
・名無しさん@海外の反応
大手製薬会社に買収されてるな
・名無しさん@海外の反応
キャンベルさんはイベルメクチンのおかげで改善したとは言ってない。アイデアに対してオープンだ。聞いた感じではこの人と違って。
・名無しさん@海外の反応
引き出しのアスピリンの横に(イベルメクチンを)備えておこうよ?1.副作用はない。2.命を救うかもしれない。医師に相談してみて。
・名無しさん@海外の反応
どっちも抗議しすぎ。
・名無しさん@海外の反応
データや科学に基づいて相関した公開議論を楽しんでる。ケロッグ博士やキャンベル博士、それから真実や最多数の人々に最高の利益と最小のリスクを与える研究を追い続ける。キャンベル博士は1つの方向に考えているのに対し、ケロッグ博士は様々な方向で考えてる。