なぜTrash Tasteは日本人ユーチューバーを怒らせたのか
この動画では、日本のことを海外に紹介している日本人ユーチューバーのユウタさんが、同じような立場のユーチューバーの間で起こったちょっとした「問題」について議論している。
・「問題」の流れ
海外向けの日本人ユーチューバーが、外国人による日本に関する動画に対するリアクション動画を大量に投稿
↓
Trash Tasteという日本に住む海外出身のアニメ系ユーチューバー3人組のチャンネルが、「こんな意味ないリアクションばっかり!」などと批判的な意見を投稿
↓
これに対し、指摘された日本人ユーチューバーがTrash Tasteは失礼だと反論
出典:https://youtu.be/fFyaFGSk0O8
- 僕としてはTrash Tasteには必ずしも賛成とは言えないけど、確かにリアクション動画は多すぎると思う。リアクション動画は好きな人も嫌いな人も極端だけど、気軽なエンターテイメントとしては良いと思う。
- ただし、Trash Tasteに対して、「失礼」という言葉を使った日本人ユーチューバーの反応が興味深かった。僕としてはそんなことは感じなかったから。
- たとえば、誰かが好きなアニメを嫌いだといったら、その人を傷つけるかもしれない。でも、わざと傷つけようと思って言ってるんじゃないんなら、言っていいと思う。確かにネットいじめとかはあるけど、ここでTrash Tasteがやってることは、ただ意見を言っただけだ。
- こうした日本人の反応に対して、日本人のソーシャルメディアでのふるまい方を思い出した。たとえば、ユーチューバーにも上下関係の意識があって、新人のユーチューバーは先輩ユーチューバーに対して普通以上に敬意を払うこととか、ツイッターでフォローしてない人に対して「FF外から失礼します」って言うところとか。もちろん、日本人はみんながみんなこんなに丁寧ってわけじゃないけど。
- ちなみに、そのTrash Tasteを失礼だと批判した日本人ユーチューバーの名前を出していないのは、その人に名前を出していいか尋ねたところあまり良くないといわれたから。理由は、ほかのユーチューバーから反感を買うと思ったからだそう。
- ユーチューバーの輪を乱さないでおくために名前は出さないけど、動画を公開しているんなら、批判やシェアされることは当然に予測しておくことだと思う。
- まあでも、当人はTrash Tasteを名指ししてはいるんだけど…やっぱり外国人のチャンネルだという違いかな?英語で発信する日本人ユーチューバーとして、英語で発信する場合は英語圏の文化に、日本語で発信する時は日本の文化に寄り添わないといけないと思う。
- つまりまとめると、様々な意見を持っていて、それを表現してもいいんじゃないかっていうこと。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
Trash Tasteに出演して面と向かってこれを伝えたらいい。3人は何でも歓迎してくれるよ。
・名無しさん@海外の反応
Trash Tasteの3人:意見を持つ
日本のユーチューバー「すみません、ここではそれは禁止です」
・名無しさん@海外の反応
上下関係については慣れている感覚と違って面白い。出身地のデンマークでは、アメリカよりも階級意識が低い。先生と話すときはファーストネームで呼んで、フォーマルじゃない言い方の「you」を使うんだ。
・名無しさん@海外の反応
日本人のユーチューバーの間でリアクションが復活してるって妙だね。全般的に、ユーチューブにおけるリアクションの「黄金時代」は過ぎ去った。かつて嫌われてたリアクション系ユーチューバーをチェックしたら、もうほとんど動画を再生してもらえてないよ
・名無しさん@海外の反応
日本人はかなり怒りやすい気がする。リアルでは「建前」のために批判を声に出さないから、批判に耐えられない。でもネットだと全力で乱暴になる。面と向かってだれかと話してるわけじゃないから。
・名無しさん@海外の反応
リアクション動画のクオリティはユーチューバーのカリスマ性や、見ている動画に対する洞察力、それからその他の要素で決まると思う。だから、退屈じゃないリアクションオンリーのチャンネルを作るのは難しいと思う。
・名無しさん@海外の反応
日本のバラエティ番組はテレビの端の小さな四角い画面の中でゲスト芸能人がたんにリアクションするのであふれてる。だから3人のユーチューバーはもううんざりだと思ったのかもね。
・名無しさん@海外の反応
日本のリアクションユーチューバーは冬にさらされたキ〇タマみたいに敏感みたい。
・名無しさん@海外の反応
日本では礼儀正しさが実際の尊敬ではなくて非難から身を守るために使われることが多いような気がしてきた。
・名無しさん@海外の反応
批判されるといけないから自分たちが名前を出されたくないのに、ほかの人に全く同じことをするのは「ほぼ」偽善者だといえるよ。
・名無しさん@海外の反応
なぜかわからないけど先輩後輩の概念が日本のユーチューブにも当てはまるってことに驚いた。でも、これはいかにこの考え方が根深いってことかな。これだけでも動画のテーマになりそう。
・名無しさん@海外の反応
文脈からすると、リアクション動画というジャンル全体について、いかに味気なくなってしまったかについて語ってるね。間違ってない、これはどの国の人にも当てはまる。
・名無しさん@海外の反応
アジア人として、すごく疲れると思うこと:一生を通して上下関係が重要視される。
・名無しさん@海外の反応
「Trash Taste」(※日本語風にすると「クズセンス」という感じ)って名前のポッドキャストで語られた意見に対して怒る人がいるというのが本当に皮肉w 全体的に個人の意見を語っているだけで、意見はクズかもしれないと自覚してるのにwww
・名無しさん@海外の反応
インド人として日本人について知れば知るほど、インド人と日本人は何かが全く逆だということに気づくw
・名無しさん@海外の反応
もし批判について意見があるんだったら、やっぱりユウタがゲスト出演するところを見たい。
・名無しさん@海外の反応
ソーシャルメディアは交流の場だから、もしだれも反対しなかったら結局つまらなくなる。それに、インターネット上であって対面ではないから、もっと自信をもってコメントできる。
・名無しさん@海外の反応
なぜ「礼儀正しい」っていうステレオタイプが日本人ではなくカナダ人にあてはめられているのかが理解できない。日本人は欧米のどこの国の人より礼儀正しい。カナダだって、アメリカと比べても全般的には礼儀正しくないし、日本と比べたら礼儀正しさや尊敬に関しては見劣りする。
・名無しさん@海外の反応
欧米人は妙だ。意見を持ったからと言って嫌う人もいれば、意見を持たないからと言って嫌う人もいる…結局どうでもいいんだ…
・名無しさん@海外の反応
Trash Tasteが批判したのは、そういうユーチューバーには日本人だということしか「資格」がないということだと思う。