日本の640億ドルをかけた宙に浮かぶ新幹線を解説
こちらの動画では、JR東海が開発中のリニア中央新幹線計画について、その速さや利便性から問題点まで解説されている。動画内でもかなり期待を込めて説明されているけれど、海外の視聴者たちからもこの鉄道の可能性について楽しみだという声がたくさん寄せられた。
出典:https://youtu.be/q_dzK9ykGyc
- 日本は世界で初めて1959年に高速列車の新幹線を起工した。当時は、国内外でこんなものを建設してもすぐに時代遅れになるのではないかと疑念の声があったが、1964年に無事開通し、東京と大阪の間を4時間以下で移動できるようになり、日本の経済発展に貢献した。
- 現在の新幹線では、同じ距離を2時間半で移動できるが、開発中の中央新幹線はさらに半分の時間で移動できる。
- 試験走行で世界最速の603km/hを記録した中央新幹線は、-269度に冷やした電磁石を使うことによって車体を浮かせ、車輪の摩擦を排除する超電導技術によってその速さを実現した。
- まず東京―名古屋間の開通が2027年、さらに大阪―名古屋間が2037年に開通する予定。
- 従来の新幹線と違い、中央新幹線の線路は9割がトンネルの中を走る。超電導列車が速く走るためにはできるだけ線路が直線である必要があること、地震に弱い海岸を避けることの2つの理由からこうなっている。
- この計画は環境面で反対を呼んだ。とくに静岡県では、同県を流れる大井川の流域の環境に影響があるとしたトンネル建設反対派が知事に就任。
- この反対と駅を建設する際の予想外の障害が重なり、建設コストは当初予定していた137億ドルから640ドル億ドルに増額。日本で最もコストのかかる大事業となった。
- さらに、経済効果は見込めるものの、ここまで速い列車を走らせるにはエネルギーのコストも大きく、また従来の新幹線のように頻繁に走らせたり乗客を多くは乗せられないという問題もある。
- 高速鉄道の分野で台頭している新たなライバルは中国だ。この国は世界全体の高速鉄道の3分の2を所有し、2021年には超電導列車が日本に迫る600km/hの速度を記録した。
- 中国は日本の技術を買う必要はなく、他の国々はまだ普通の高速鉄道に追いつこうとしているところだ。ではなぜ日本の鉄道会社はこの路線を建設しようとし、政府は援助をしたのか?
- もし中央新幹線が開通すれば、東京と大阪という2大都市を通勤できるようになる。このような大都市をつなぐことは、前代未聞のスケールの経済大国を生み出すだろう。
- 初の新幹線建設当初は馬鹿にされたものの、日本はアメリカの10分の1から世界第2位の経済大国に上り詰めた。まだ様子を見る必要があるが、大都市間を記録破りの速さで移動可能にすることは、まったく新しい世界を開くことになるだろう。
海外の反応
・名無しさん@海外の反応
こういうのはヨーロッパにも必要だ。超電導じゃなくてもいい、時速400マイル超えなくてもいい、単なる従来の高速鉄道がヨーロッパの主要都市を全部つなぐってだけでもう最高だ。
・名無しさん@海外の反応
日本は物事の優先順位をわかってる!!!
・名無しさん@海外の反応
この列車のシステムも60年代の新幹線と同じようになると思う。開通して莫大な経済的利益を生み出し始めるまではみんな批判する。日本はこの計画を中止したり延期したりするべきじゃない
・名無しさん@海外の反応
この動画に、何度も鳥肌が立った!これの可能性はまさに驚異的!そして説明の通り、新幹線は当初は馬鹿にされたけど、世界の「高速鉄道」の概念を革新した。
・名無しさん@海外の反応
オーストラリアではいまだに高速鉄道は実現可能か悪魔の仕業かって議論されてる🙄
・名無しさん@海外の反応
新幹線は日本旅行で一番好きなところなんだ。いつも乗るたびに目の回った子供みたいに感じる。この進化の次の段階を見るのが楽しみ!
・名無しさん@海外の反応
日本の鉄道システムは本物だ。しばらく日本に行ってアメリカに戻ってくるとこっちの公共交通機関にため息をつく。可能性に満ちてるなあ。
・名無しさん@海外の反応
国のインフラを改善することは、間違いなくその国の景気拡大に役立って、各国は新しい交通手段に大規模な投資をすることによってインフラを改善している
・名無しさん@海外の反応
新幹線について最高にクレイジーな事実は、世界初で地震大国を走っているにもかかわらず一度も死亡事故が起きていないってこと
・名無しさん@海外の反応
一方オーストラリアでは70年代前半に120kmを3時間かけて進む列車が作られた。
・名無しさん@海外の反応
東京から京都に行く新幹線に乗ったことがあるけど、あれはテクノロジーの驚異だよ。ものすごいスピードで走りながらもほとんど動いてるのを感じない。グラスに注いだ水は完全に静止してた。すごい
・名無しさん@海外の反応
上海の超電導列車と日本の新幹線に乗ったことがあるけど、2つとも全く違って感じた。日本がこんな長距離の超電導列車を開発してるなんてすごくワクワクする。
・名無しさん@海外の反応
日本は600億ドル使って超電導鉄道を丸ごと作っちゃうのにここニューヨークでは同じ金額かけて地下鉄駅を3つ作る🤦🏻♂️
・名無しさん@海外の反応
中国の超電導列車はまだ600km/h達成してないよ、このスピードを目指す超電導列車を作っただけ(試験走行の線路は全長4km)
そして現在は上海から北京まで4時間18分かかる
・名無しさん@海外の反応
日本はハイパーループ※とかほかのスピンオフ技術を気にせず既存のインフラに注目してそれをアップグレードし続けてるところがすごい。
※テスラ社のイーロン・マスクCEOが提唱した交通の新技術
・名無しさん@海外の反応
以前にブルックリンのアパートからアッパー・マンハッタンの職場まで通勤してた時間で東京から大阪まで行けるという事実。