日本の最後の希望?中島キ115
こちらの動画では、第二次世界大戦の終盤に特攻用として製造されたものの実戦で使われることがなかった日本軍の航空機について解説している。動画に対しては、この飛行機や特攻作戦自体に関する意見や、「その後」の状況に関する興味深いコメントなどが数多く届いている。
出典:https://youtu.be/o_U6E59mCQU
動画の要点は大まかに以下の通り
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- 従来機の改造だけでは特攻作戦には不十分で、専用機として「キ115」が作られた
- この専用機には、大量生産が容易で、最小限の訓練で操縦でき、片道の自爆作戦に必要なスペックのみが求められた
- 陸軍からは「剣」と呼ばれ、海軍からは「藤花」と呼ばれていた
- 「キ115」は着陸装置を搭載せず、できる限り安価な材料で製造された
- (動画内では、同機の画像資料とともに、ほかの戦闘機との類似点なども紹介)
- 当時の日本軍機のエンジンには名称が多数あるが、ゼロ戦にも使われた「ハ35」と同等のものが採用された
- 製造したメーカーの中島は、のちに自動車メーカーのスバルになった
- 爆弾1つだけの搭載、時代遅れのエンジンなど設計上の問題も多かった
- もしこの航空機が実際に使用されていても、標的を狙えなければ100%の損失で、たとえ狙えても数多くの機体とパイロットを犠牲にすることになっただろう
- キ115には2つの改良版も作られ速度や重量が改善されたが、やはり着陸装置は搭載されていなかった
- 結局100機で生産打ち切りとなり、連合国側にはほとんど知られることがなかった
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海外の反応
・名無しさん@海外の反応
「日本の陸軍と海軍はあまりうまくいっていなかった」(※)って、おそらく太平洋戦争に関する発言の中で最高に控えめな表現だな。
(※エンジン名称が多数あることの理由の1つとして動画内で挙げられていました)
・名無しさん@海外の反応
中島がスバルになったことについて。以前に(現在は博物館になっている)戦艦ニュージャージー(BB62)で仕事をしていたんだが、この戦艦は戦時中に中島などの爆撃機を少し撃ち落とした。なんと驚いたことに、スバルの支社が近くにあってスポンサーになってたんだよね。この皮肉がずっと気にいってた。
・名無しさん@海外の反応
この飛行機については何年か前に読んだことがあってこういうののパイロットになるのってどれだけ最悪なんだろうかと思った。
・名無しさん@海外の反応
最後に出てきた日本軍のパイロットの写真がすごい。
・名無しさん@海外の反応
これは組み立て簡単なプラモデルになりそう
・名無しさん@海外の反応
有名俳優の、三船敏郎は戦時中に特攻隊パイロットの訓練をしていた。それがのちの人生での飲酒問題に関係しているのかしばしば気になる。かなり可能性は高いけど、航空業について初歩的なこともわからないから、三船がどんな気持ちだったかなんて理解できるわけないんだけど。
・名無しさん@海外の反応
もしも自分の最新型スバル車が中島キ115と同じ理念で作られていたら?通勤が面白くなるぞ!
・名無しさん@海外の反応
(動画内で紹介されていたキ115の展示がある)ピマ(航空宇宙博物館)にちょうどこの前行って実際に見てきた。残念な状態だけど使い捨て飛行機だから当然な見た目だね。撮った写真とこの説明を比べてみなくちゃ。
・名無しさん@海外の反応
中島はもともと富士重工業に社名変更したけど、2017年4月にまた変更して現在の株式会社スバルになったんだ。
・名無しさん@海外の反応
燃料不足のせいでたとえこういう戦闘機が標的を見つけられなくてもだいたいは標的のところまで行く燃料しか積んでないから基地に帰還するという選択肢のない機も多かったと思う。
・名無しさん@海外の反応
自分の子供が操縦することになるかもしれないと考えながらこの飛行機を作らされるのってどんな感じだろう。
・名無しさん@海外の反応
この飛行機については聞いたことなかった。とても興味深い。
・名無しさん@海外の反応
こんな飛行機が勝利の「計画」なら、すでに負けてる。
・名無しさん@海外の反応
この飛行機については初めて聞いた。少しでも片道飛行を快く承諾するよう説得させられた人がいるのかずっと気になってる。
・名無しさん@海外の反応
特攻隊パイロットの勇気に畏敬の念を感じる一方、これは愚かな考えだったと考えずにはいられない。